2曲弾いて、そのうち1曲は私と連弾。
私が幼稚園〜中学1年までピアノを習っていたことを先生はご存知で(って私がぺらぺらしゃべったのですが、わはは)、せっかくだからお母様と連弾してはいかがですか?と先生がおっしゃってくださって、出たがりの私は、ハイハイハイ、出ます!!と...
最近の発表会は親子連弾も多いらしいし、せっかくの機会だもの、母娘で連弾も良いではないか。
発表会の1ヶ月前から、娘のレッスンの終了15分前に私も加わり、連弾の曲を先生にみていただいていた。
で、感じていたことは、
私こんなに下手でした...? 下手だったのね...
そして、ピアノの音が、もっさりしてる。
同じ楽器とは思えない、先生の奏でる音のなんと軽やかで美しいこと!!
先生の音、全然違う〜〜〜!! って私みたいな素人と先生の音が同じだったらダメですけども...
連弾で私は娘の伴奏をします。楽譜は、子供二人で弾くように書かれたもので、まぁ簡単なものなのですが、長年のブランク、指が思うように動きません...
で、己の身の丈を思い知りつつ、ちょこちょこ練習して発表会に臨んでいました。まぁまぁそこそこ弾けるようにはなった。
で、発表会が近づき、いただいたプログラムを見て、
げげげっ、
親子連弾はうちだけじゃないの。
うち以外は全員先生と.....
しかし、まぁ仕方がない、がんばろう。
で、当日。
本番の前にリハーサルがありました。
まず、娘一人で弾いた。
全く緊張せず、堂々としているではないの、この子....
我が子ながら感心する。
で、私と連弾。
私は、弾きながら、ホールのピアノがすっごくいい音で感動していた。
そして、大人なので、ついついメインの娘より音がでっかくなってしまいがちなので、小さめに軽やかにひかなきゃ、とか考えていた。
で、娘がちょっとだけ間違えて... と、
思考が乱れ
楽譜を全然みていなくて、
うろ覚えの箇所があって、伴奏は楽譜を見ながらするから大丈夫なはずが、その楽譜のどこ弾いてるかわからなくなった!!!
あわわわわわわわ
娘と一緒のメロディー弾いてどないすんのさ。
もう恥ずかしいったらありゃしません。
先生が、リハーサルは本番より緊張するんです!、とか、私も伴奏弾いてる時どこを弾いてるかわからなくなる時がよくあるんですよ!と励ましてくれました。
しかし、思い返せば、恥ずかしいのなさけないの...その後落ち込むことしきり。
でも、娘の足をひっぱってはならぬ、と、気持ちを切り替え、
とにかく本番では、楽譜をずっと見ていよう!!!と思った。
で、本番は、うまいこと行きました。
先生は大げさにほめてくれたのかもしれんけど、今までで一番いい演奏でしたねと言ってくださりました。
娘と私の一生の思い出になりました。と後で先生にメールしたら、そうおっしゃらずにまた連弾してくださいね、とお返事してくださいましたが、
いえ、もういいです.....
この思い出で十分...
でも、末っ子がピアノ弾くようになったら、初めての発表会だけ連弾させてもらおうかしら。
いや、そのころには長女と姉妹でできるよな。私よりうまかったりして。
長女、がんばってくれ...
私のピアノ演奏を抜かす日は決して遠くないでしょう。
しかし、発表会を見て、
やっぱり練習してる子はわかるな。
才能とか本当にすばらしい演奏とかは、別の次元として、
きちんと練習して、間違えずに弾けることだけでもうすばらしいなぁと思った。
緊張して間違えることもあるだろうけど、やっぱりしっかり練習し切って完成させた子はやっぱりちゃんと弾いてるし、不完全なら、緊張で余計につまづくんだろうな。
自分から欲してピアノを習ってる限りは、娘にちゃんと練習だけはさせよう、と思いました。
私に出来ることはそれだけだわ...
ともかく、本番では娘と楽しんでピアノを弾くことができて良かったです。
ホールのピアノの音色は本当にきれいでした。
娘が練習しないとき、もうピアノなんかやめちまえ!ピアノなんか弾けなくたって何も困らないんだからこんな道楽にお金を払わないわよ!と何度も思ったものですが、
やっぱりピアノっていいなぁと思いました。
ピアノを弾けるようになる、ということだけでなく、こうやって舞台に立ったり、日ごろの練習で今までできなかったことができるようになっていくことで娘は色々学んでいくのだろうと思いました。
良い経験をしましたが、帰宅後どっと疲れが出た発表会でした。
ま、いい思い出だ。