パリより、電車とバスを乗り継ぎ、ノルマンディー地方の、モンサンミッシェルへ。
城砦都市カルカソンヌと並んで、ここはフランスでぜひとも訪れて見たかった場所。
行ってよかった〜。
世界遺産モンサンミッシェル。岩山の島の上に聖ミカエルをまつった(?)修道院があります。
満潮時には海に浮かぶ島。そして干潮時にのみ砂地が現れ、巡礼者たちは島へ歩いていくことができる。
でも、それも昔の話で、現在は舗装道路が島へ向かって敷かれており、巡礼者だけでなく観光客はいつでも行けます。
おまけに、その道路のせいで砂が周りからどんどん集まって堆積してしまっている。
しかし、道路と反対側を見るとやはり海の真ん中。
パリから西へ列車とバスで4時間かけていった。日帰りしたので往復8時間かかった!
Parisから2時間ちょいのVilledieu les Poelesというちっこい駅からバスに揺られて4、50分。
バスに酔ってしまい、目をつぶってたえていたのだが、ふと窓の外を見たら、遠くになんかまぼろしのように岩のかたまり?岩山?にはりついた城のような要塞のようなものが浮かんでいた。
物語の世界だった。
門を入るところに、このような看板が。
島の回りで泳いだらいけません。流砂に飲まれるって、怖すぎ。
門をくぐって、城砦(?)に入りました。
まさに参道だ。
上り坂、石畳の細い道の両側に食べ物屋と土産物屋が並ぶ。日本の寺や神社の参道と本質的には一緒だなぁ。
ただこの上にひかえる修道院の姿はあまりに大きく、古く、堂々とそびえ立っている。
ここらへんは、まだ坂なので、乳母車で楽チン。石畳がでこぼこしてても、楽チン。
参道は途中まで坂。それ以降は、階段。長かった........。
夫と、たろうをのせたストローラーをかついで登った。
本当にしんどかった。ぜーぜー。
途中何組か同じようにして登ってる若夫婦に遭遇。目が合うだけで、共感。
だいぶ上がってきたな〜。
もうひとがんばり。
☆修道院の中
そびえ立つ建物に圧倒される。
岩を切り出して建材にしているのか。
内部は美しい。
修道院なので派手さはないが、石の柱の上部にとても精巧な彫刻がなされていたりする。
高い天井、柱から天井へつながるアーチなど、美しい。
中世の修道僧がそこらから出てきそう。すぐそこを黒いローブを着て歩いているのではとさえ思ってしまう。
時代が変わるにつれ、修道院だけでなく、英仏戦争時の要塞、フランス革命時には牢獄、と形を変えてきたモンサンミシェル。数百年におよび、増築が続けられた。現在はここに修道士は住んでいないそう。
まるで空中庭園。花の咲き乱れる中庭と回廊が広がる。
美しい彫刻。
礼拝堂かな?
かつてここは図書館だったそう。映画、薔薇の名前を彷彿とさせる。
尖塔のてっぺんに聖ミカエルの像が。
垂直の高い壁。これはよじ登るのは大変だ。
階段をおり、参道を下り、今度は、昼食をとりに、一生忘れることはないであろうオムレツ屋へ。続く。